【円形脱毛症】
種類や原因、治療方法

円形脱毛症の男性円形脱毛症は、成長期の毛髪がまとめて抜け落ちてしまう症状です。

円形という名称から、丸い形に脱毛するイメージが定着しているようですが、必ずしも丸い形に脱毛するわけではなく、脱毛範囲はさまざまです。数が1つの場合もあれば、複数箇所同時に脱毛するパターンもあります。

【円形脱毛症】の原因は?

原型脱毛症の原因には、

  • ストレス
  • 自己免疫疾患
  • 遺伝的要因

などがあるとされていますが、解明されていないことも多く、原因を特定するのが難しい症状といえます。

ストレス

円形脱毛症の原因として有名なのがストレスです。

過度なストレスによってある日突然髪の毛が抜け落ちる人もいらっしゃいます。しかし、ストレスを感じてもすぐに円形脱毛症になるわけではなく、何のストレスが原因か特定するのは難しいとされています。

また、過度なストレスを感じたからといっても、多くの方は円形脱毛症にはなりません。ストレスと円形脱毛症の関係は今も研究されていますが、はっきりとは解明されていないのが現状です。

自己免疫疾患

円形脱毛症で解明された原因の一つに、「自己免疫疾患」があります。

私たち人間の身体は、体の中に細菌が入ったときに、リンパ球が抗体を生み出すことで攻撃して排除するように作られています。

しかし、免疫疾患になると、体の中にもともとある成分を異物と勘違いして攻撃してしまいます。髪の毛をつくりだす細胞を攻撃した場合に、円形脱毛症になるとされています。

遺伝的要因

円形脱毛症の原因には遺伝的な要因もあるようです。

円形脱毛症の発症率は、通常1~2%ですが、家族に円形脱毛症の人がいる場合は、同じ家族の発症率は約30%とされています。

双生児の発症率はさらに高いことからも、遺伝的要素は強いと考えられます。

 

【円形脱毛症】の種類

単発型

1~2カ所の毛が円形に脱毛するタイプの円形脱毛症。円の大きさは様々でパチンコ玉(1センチ程度)の大きさの場合もあれば、500円玉より大きい範囲の場合もあります。

多発型

単発型から進行して、数カ所から数十カ所に及ぶ円形脱毛症です。初期段階から多発することもあるようです。

全頭型

多発型がさらに進行すると円形脱毛が頭全体に広がり、すべての毛が抜けてなくなってしまいます。

汎発型(はんぱつがた)

頭だけではなく、眉毛や髭が抜けはじめ、最終的には陰毛やワキなども含むからだのすべての毛が抜けてしまいます。

【円形脱毛症】の治療方法

単発型円形脱毛症などの比較的軽い症状であれば、治療をしなくても時間の経過で自然に治ります。

ストレスが原因で円形脱毛症になったのであれば、ストレスが解消することで症状は回復するケースが多いようです。

多発型や全頭型、汎発型になると自然治癒は難しく、病院や皮膚科で治療を受けることをおすすめします。現在行われている円形脱毛症の治療方法をいくつか紹介します。

ステロイド治療

免疫機能を抑制するステロイドを治療に使います。

脱毛した箇所に直接塗り込む軟膏(なんこう)やクリームなどの外用タイプ、服用するタイプがあります。また、ステロイド剤を直接注射する治療法もあるようです。まれに骨がもろくなるといった副作用もあるようです。

液体窒素やドライアイス療法

患部に脱脂綿などに含ませた液体窒素や、ドライアイスを直接当てる治療方法です。痛みを伴いますので、子供には使わない方法のようです。

紫外線療法(PUVA)

ソラレン(PSORALEN)という物質を患部に塗り、紫外線(UVA)を患部に照射する治療方法です。リンパ球の異常な動きを抑制して発毛を促します。

局所免疫療法

DPCPやSADBEなどの薬品をつかって患部に人為的に皮膚の炎症(かぶれ)をおこし、免疫異常を抑制し発毛を促進します。

その他

これらの他にもレーザーを照射して刺激する治療法や、50度くらいのスチームを患部に当て続けることで血行促進して発毛を促す方法や、針を使った治療方法など様々な方法があるようです。

【円形脱毛症】を隠したい時は

株式会社プロピアのヘアコンタクトメディカルは、円形脱毛症部分の大きさに切り取って貼り付けるだけで、簡単に見た目をカバーすることができます。

サイズや色を選ぶことができますので、髪の毛になじませることで違和感なく使用することができます。使用参考画像

【参考】プロピア公式サイト

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