紫外線はハゲの原因?
【浴びないとダメ、でも浴びすぎると・・】
日光紫外線を浴びると、私たちの体内でビタミンDが生産されます。
紫外線を浴びなければビタミンDが欠乏してしまい、「骨軟化症」をはじめ、さまざまな病気になる可能性があります。
紫外線は、私たちの健康維持にも役立ちますが、頭皮に悪影響を及ぼして、薄毛の原因にもなり得ます。
紫外線は、浴びすぎるとハゲの原因になる
重要なのは紫外線を浴びる時間です。
紫外線が皮膚や目に悪いように、長く浴びすぎると頭皮や頭髪にも悪影響を及ぼします。
紫外線を浴びすぎるとどうなる?
キューティクルがはがれる
私たちの毛髪は、「キューティクル」によって外的な刺激や、科学的な刺激から守られています。キューティクルは1ミクロン(=0.001mm)の厚さしかありませんがとても丈夫です。
しかし、紫外線を長時間浴びるとキューティクルが乾燥して毛髪から剥がれてしまいます。すると毛髪が細くなったり、切れやすくなります。
頭皮が乾燥する
皮膚が日焼けをするように、紫外線を浴びすぎた頭皮は乾燥し、毛根に必要な水分を確保できなくなります。
頭皮が老化する(光老化)
頭皮が老化すると、毛母細胞のはたらきが弱まり、抜け毛が増加し、薄毛が進行する可能性があります。
頭皮に活性酸素が蓄積される
活性酸素は、身体の細胞を酸化させるはたらきがあります。活性酸素が過剰に発生すると、毛母細胞のはたらきを弱めてしまいますので、抜け毛や薄毛を誘発してしまいます。
夏の大きいダメージは、秋に表面化
秋に抜け毛が多くなるのは、夏場に頭皮に浴びた紫外線のダメージが、秋に抜け毛として表面化してしまうためと言われています。
海やプールなど、夏は紫外線を長い時間浴びる機会が増える時期ですので、ケアは欠かさないようにしましょう。
どれくらい浴びたら悪影響?
浴びた方が良い時間×2~3倍から悪影響
国立環境研究所のデータでは、12月の冬の時期に、成人が健康な生活を送るために必要なビタミンDを生産するためには、
- 札幌(139分)つくば(41分)那覇(14分)
紫外線を浴びる必要があります。
一方、その約2~3倍の時間の、
- 札幌(227分)つくば(98分)那覇(42分)
を浴びると逆に悪影響を及ぼし始めます。
紫外線対策はどうすればいい?
紫外線は、必要以上に浴びすぎないように意識することが大切。しかし、たとえ日が出ていなくても紫外線が強くて思わぬダメージが蓄積されてしまうこともあります。
紫外線情報を参考にする
最近では、朝のニュース番組の「今日の紫外線情報」のようなコーナーで、どれくらい紫外線が強いのかを教えてくれますので、チェックするのもいいと思います。
日陰や帽子を有効活用する
紫外線が強い日には、紫外線を長い時間浴び続けないように、こまめに日陰に移動したり、帽子をかぶるなどの対策が有効です。
ただし、帽子のかぶりすぎも薄毛の原因になることがありますので、注意が必要です。
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