剃り込みの薄毛【M字ハゲ】
~原因と、今やるべき対策
【M字ハゲ】とは?
M字ハゲは、生え際の両サイドが「M」の形に剃りこみを入れたように進行していくハゲ方です。
白人に多いことで知られていますが、日本人にもM字ハゲに悩む人は多く、頭頂部が薄くなる「つむじハゲ(O型ハゲ)」や、生え際が中央から後退して額が広くなる「おでこはげ(U字ハゲ)」と並んで代表的なハゲのタイプです。
M字ハゲは、他のタイプの薄毛よりも見栄えが良いのですが、一番治りにくいとされています。
【M字ハゲ】の症例(写真)
画像の男性6人は、生え際サイドのこめかみの上(そり込み部分)が頭頂部にむかって食い込むように薄くなっています。
画像ではM部分の髪の毛が全くなくなって見える男性もいますが、体毛のように「細くて短い髪の毛」や「産毛」がたくさん残っています。
どこまで薄毛が進行するかは個人差がありますが、人によっては耳のラインを超えてしまうケースもあり、回復が困難な状態になってしまいます。
【M字ハゲ】にオススメの髪型
剃り込み周りの髪を短くカットして、隠さずにあえて見せることで好感度がアップします。
短い髪型で好感度UP
- 坊主
- ベリーショート
- ツーブロック
- ソフトモヒカン
これらのヘアスタイルは、サイドを短くカットすることで、M部分とのギャップを自然になくすことができます。どの髪型も清潔感があり、女性の好感度も高いため色々試して自分に似合う髪型を見つけましょう。
自然なら長髪でもOK
M字ハゲは、長髪でも自然に見える薄毛タイプです。
ただし、前髪が割れて薄くなった剃り込み部分があらわになってしまう危険がつきものです。前髪が割れると、必要以上に薄毛が目立ってしまいますので、ワックスで前髪が割れないように固めるなどの工夫が大切です。
前髪の端(M字ハゲ部分)が割れない方法【参考動画】
剃り込み部分の髪の毛を剃ったマネキンの髪を、美容師さんのカットテクニックで見事にカバーしています。M字ハゲで前髪が割れて困っている人は参考になると思います。
- 動画時間:1分59秒
髪型は美容師に相談するのが一番♪
自分で似合いそうなヘアスタイルを見つけても、周りからみて似合っているかは別の話です。
自分で髪型を決めるよりも、美容師さんに相談した方が自分に似合うヘアスタイルを見つけやすいです。自分では分かりにくい「全体的なシルエット」もしっかり見て判断してくれますので、自然な髪型になりやすいです。
M部分を自然に目立たなくする髪型や、テクニックなど上手く「ハゲを隠す方法」を教えてもらえますので、髪型で迷ったときは美容師に相談しましょう。
【M字ハゲ】の原因
男性型脱毛症(AGA)
M字ハゲの原因は、男性型脱毛症(AGA)です。
AGAはとても厄介な脱毛症です。食事を見直したり、睡眠時間を増やすなどの「生活習慣改善」では、治すことはできません。
AGAでM字ハゲになる仕組み
頭皮の毛乳頭には「Ⅱ型5αリダクターゼ」という還元酵素があります。
この還元酵素によって、男性ホルモン「テストステロン」が「DHT」という強力な男性ホルモンに変換されます。
DHTの作用で、剃り込み部分の髪の毛が成長する期間(成長期)が大幅に短縮され、通常ならまだ伸び続けるはずの髪の毛が抜け落ちてしまいます。
髪の毛が抜け落ちたあとは、次に生えるための準備期間(休止期)に入りますので、全体的に「生えていない毛」や、「短くて細い毛」の割合が増えてM字部分が薄く見えてしまいます。
M字ハゲがどれくらい進行するかは個人差がある
5αリダクターゼの活性の高さ
DHTの生成量には「5αリダクターゼ」の活性が関係しています。
5αリダクターゼの活性が高ければ高いほどテストステロンと結びつきやすく、「DHT」が多く生成されますので、M字はげが進行しやすい体質と言えます。
アンドロゲンレセプター(男性ホルモン受容体)の感受性
DHTの影響をどれくらい受けるかはアンドロゲンレセプター(男性ホルモン受容体)の感受性で決まります。
感受性が高い人ほどDHTの影響を強く受けてしまいますので、M字ハゲになりやすいです。
感受性がとても高い人は、若い年齢からM字ハゲが進行したり、酷い薄毛になってしまう可能性が高いです。
M字ハゲの進行は、「遺伝」の影響が大きい
- 5αリダクターゼの活性(どれくらい結びつきやすいか)
- DHTの影響を受けやすい体質(アンドロゲンレセプターの感受性)
これらは遺伝します。
子供が両親からこれらの遺伝子を受け継いだ場合は、M字ハゲになってしまう可能性が高いです。
- 5αリダクターゼの活性:両親のどちらか活性が高いほうを受け継ぐ(優性遺伝)
- アンドロゲンレセプターの感受性:母親の家系から受け継ぐ
その他の原因(AGA以外)も見た目や進行スピードに影響
M字ハゲの原因はAGAですが、
- M字ハゲの見た目に影響
- M字ハゲの進行を早める
などに関係する原因もいくつかあります。
生活習慣
「ストレス」や、「栄養バランスの悪い食事」、「運動不足」、「睡眠不足」など、頭部の血行が悪くなる原因はたくさんあります。
血行が悪くなると、髪の毛の成長に必要な栄養素をスムーズに毛根に届けることができなくなりますので、髪の毛が細くなったり、抜け毛が増えてしまいます。
ヘアケア
「洗浄力の強すぎるシャンプー」を使ったり、「1日に何回も髪を洗う」などの行為は、「皮脂の過剰分泌」につながる要因です。
毎日続けると、頭皮の環境が悪化して抜け毛を誘発する可能性があります。
ヘアスタイル
リーゼントやオールバックなど、「髪を引っ張るようなヘアスタイル」は頭皮に負担がかかり、抜け毛が増える原因になります。
【M字ハゲ】の悩み、体験談
M字はげの悩み・体験
【M字ハゲに効果ないって本当!?】
間違ったM字ハゲ対策方法
上で解説したとおり、M字ハゲの原因は「AGA」ですので、有効な対策は限られてきます。
間違った対策方法を続けてしまうとM字ハゲを改善できないだけでなく、改善の機会を失いかねません。
ここでは、M字ハゲに「効果がない」方法をご紹介します。
【間違ったM字ハゲ対策その1】
発毛剤(医薬品)
M字ハゲを治すためにミノキシジルの発毛剤(医薬品)を使っている人も多いと思います。
日本で製造販売されているミノキシジル配合の発毛剤は、
- リアップ(大正製薬)
- スカルプDミノキ5(アンファー)
- リグロEX5(ロート製薬)
の3つです。
これらは医薬品ですので、いかにもM字ハゲにも効きそうな気がしますが、実はAGAには高い効果が期待できません。
ミノキシジルは、頭皮の血行を促進することによる発毛効果が認められていますが、AGAの原因である「DHT」の生成を抑制する効果は弱いのです。
M字ハゲを回復するためやるべきことは、一にも二にも根本的な原因(DHT)の消去です。
病院やクリニックでミノキシジルが処方されるのは、DHTの精製を抑制する「AGA治療薬」も一緒に処方されているからなのです。
ミノキシジル発毛剤だけではM字ハゲの進行を止めるには役不足ですので、DHTの生成を抑制する対策を優先しましょう。
【間違ったM字ハゲ対策その2】
育毛シャンプー
育毛シャンプーは頭皮環境を正常化する目的で使用する頭皮ケアアイテムで、主な役割は「頭皮の保湿」です。
ご存じの方も多いと思いますが、育毛シャンプーには育毛効果がほとんどありません。
保湿することで「かゆみやフケ」などの頭皮トラブルを防ぎ、髪が生えやすい頭皮環境を目指すのが育毛シャンプーの目的なのです。
育毛成分が入っているシャンプーもありますが、洗い流すまでの短時間で頭皮に浸透するとは到底思えません。
育毛シャンプーでM字ハゲを治すことはできませんので、育毛成分入りの高級育毛シャンプーでお金をムダつかいするのはやめましょう。
【間違ったM字ハゲ対策その3】
育毛サプリメント
育毛サプリメントは、不足しがちな髪の成長に役立つ成分を効率よく補給できる便利なアイテムです
育毛サポートには有効ですが、育毛サプリメントだけではM字ハゲの改善は難しいです。
ただ、M字ハゲ改善の手助けになることは間違いありませんので、AGA対策をしながらサプリを飲むことで改善率が高まります。
他のAGA対策ありきのサポートアイテムとして上手に活用しましょう。
今やるべき【M字ハゲ】対策は?
AGA対策が必須です。
DHTの生成を抑制することで、M字ハゲの進行を止めたり、改善することができます。
【M字ハゲを治す方法】
AGA治療薬
M字ハゲに一番効果的な方法が「AGA治療薬」です。
AGA治療薬の主成分には、
- フィナステリド
- デュタステリド
- ミノキシジル(外用薬)
があります。
フィナステリドとデュタステリドは、医学的に「DHT」の産生を妨げることができますので、M字ハゲを「治す」ことが可能です。
ミノキシジルは、DHTの生成を抑える効果はさほど期待できませんが、血管の拡張作用で発毛を促します。
M字ハゲを治すためには、フィナステリド、またはデュタステリドが必須。
最も有効な対策として「フィナステリド(デュタステリド)」と「ミノキシジル」の併用を推奨する病院やクリニックも多いです。
薬なので副作用が起こることも
AGA治療薬の問題点は、まれに起こる副作用です。
臨床試験では、およそ5%程度の確率で副作用が起こるという試験結果も報告されています。
フィナステリド(デュタステリド)の副作用
報告されている副作用には、
- 胃の不快感
- 性欲減退
- 勃起障害(ED)
などがあります。
ミノキシジル(外用薬)の副作用
ミノキシジルを塗布することで、
- むくみ
- 頭痛胸の痛み
- 頭皮のかゆみ・かぶれ
- 頭皮の発疹・赤み
などの副作用が報告されています。
必ずクリニックや病院の処方で!
AGA治療薬は、やはり副作用が心配ですのでクリニックで医師に処方してもらうのが一番安全です。
通販(個人輸入)は粗悪品や偽物のリスクが高く、健康被害の報告が絶えることがないので利用は避けた方が賢明です。
どんな健康被害が起こってもすべて自己責任になりますので、必ず病院やクリニックで血液検査を受けてから正規のAGA治療薬を処方して貰いましょう。
M字ハゲは後回しにするほど治すのが困難になるため、AGA治療薬の使用を迷っている間に機を逃して後悔している人がとても多いです。
無料カウンセリングを実施しているクリニックもありますので、これを機会に真剣に検討してみてはいかがでしょうか。
【M字ハゲの進行を食い止める方法】
AGA育毛剤
もう一つのAGA対策方法が、AGA育毛剤です。
AGA育毛剤には「DHT」の生成を抑制する成分が配合されているため、M字ハゲの進行を食い止めることができます。
ただし!
M字ハゲがある程度進行してしまうと、AGA育毛剤だけで元の状態まで改善することは難しいです。
もし、AGA治療薬かAGA育毛剤で迷っているのであれば、AGA治療薬を優先したほうが改善率が高いです。
AGA育毛剤は、
- AGA治療薬の副作用が心配
- AGA治療薬と併用してさらに効果を高めたい
- M字ハゲ初期
- ハゲの予防として使いたい
という人にお勧めです。
選ぶなら・・イクオスEXプラス1択
2019年10月にリニューアルした「イクオスEXプラス」は、AGAに効果的な成分が5種類配合されている育毛剤です。
注目すべき成分は、
- オウゴンエキス
- ヒオウギエキス
- m-034エキス
の3つ。
育毛剤に配合されている成分の中では、「オウゴンエキス」「ヒオウギエキス」は、「5αリダクターゼ」の働きを抑制する効果が高いです。また、「DHT」が生成されたあと、毛が抜ける脱毛の指令をシャットアウトする「m-034エキス」も、AGA対策に有効です。
しかも、国内最多の124種類の育毛ケア成分と、同じく国内最多の5種類の有効成分が配合されているので、現存するAGA用育毛剤の中では間違いなく最強です。
価格も他の育毛剤よりもかなり安いので、AGA対策にはこれ以上ないほど最適な育毛剤と言えます。
イクオスEXプラス(サプリ付き)
内容量
120ml+90粒
定期価格
6,980円
特徴
AGA対策成分5種類、90日間全額返金保証、定期縛りなし(1回でも解約可)、国内最多の配合成分
AGAに有効とされる「亜鉛」「ノコギリヤシ」が配合されているサプリメントがセットになっている定期コースがかなりお得です。
単品価格7,480円もするサプリメントと育毛剤がセットで6,980円は間違いなくコスパ最強です。万が一高価を実感できない場合でも縛りがないため1回でも解約できますし、90日の全額返金もあるので安心です。