タバコ(喫煙)はハゲの原因?
最近では、駅や飲食店などの禁煙や分煙が当たり前になり、タバコが吸える場所がかなり限定されていますよね。
それでも、肩身が狭い思いをしながら喫煙を続けているひとは、まだまだ多いようです。
タバコが健康に良くないことは、皆さんご存じだと思います。しかし、健康に悪いということは、当然ですが髪の毛にも悪影響を及ぼします。
「喫煙がストレス発散になるから、タバコにもいいところがある」という意見も見受けられますが、ハゲに関して言えばいいことは一つもありません。
喫煙は薄毛の原因に
血行が悪くなる
たばこに含まれるニコチンには、私たちの体の中の血管を収縮させる作用がありますので、血液の流れが悪くなります。
髪の毛が育つためには、毛細血管を通して毛母細胞に栄養が運ばれなければいけません。
血液の流れが悪くなると、毛母細胞に十分な栄養を届けることができなくなります。
一酸化炭素による酸欠
毛母細胞は、毛乳頭から栄養と酸素を受け取ることで、髪を作っています。
タバコを吸うと、燃焼時に発生する「一酸化炭素(およそ1~3%)」のはたらきで酸欠状態になってしまい、髪の成長を阻害してしまいます。
酸欠になる理由
人は呼吸によって酸素を体内に取り入れます。その酸素と血中のヘモグロビンが結合しすることで、血液にのって全身に酸素を供給しています。
しかし、一酸化炭素は酸素よりもヘモグロビンと結合する力が強いので、優先的にヘモグロビンと結びついてしまいます。一酸化炭素と結合したヘモグロビンは、酸素と結びつくことができなくなりますので、血中の酸素が低下して、酸欠状態になってしまいます。
活性酸素が発生
タバコを吸うと、体内の活性酸素が増加します。
活性酸素は、身体の細胞を酸化してしまいますので、毛母細胞のはたらきが弱くなり、髪の毛の生成を阻害します。
ビタミンCを消費する
タバコを吸うとビタミンCが失われます。
ビタミンCは、皮膚や血管に欠かせない「コラーゲン」を生成する働きがありますので、頭部の毛細血管の老化を予防してくれます。
近年では、薄毛の治療にビタミンCを取り入れているクリニックも増えています。
喫煙で薄毛にならないためにできること
一番いいのはタバコとやめることです。
しかし、なかなかやめられない人も多いと思います。
タバコの本数を減らしたり、ビタミンを摂ることも薄毛の予防になります。
やめられない人は
本数を減らす
いきなり禁煙が難しい人は、本数を減らすだけでも薄毛予防には有効です。
1日1箱吸っている人は、吸わない時間を増やすようにして、徐々に本数を減らしましょう。
煙草を吸えない環境作り
いつでもどこでもタバコが吸える環境では、禁煙どころか本数を減らすこともは難しいと思います。
車や、自宅でタバコを吸わない場所を決めると、自然な形で本数を減らしたり、禁煙しやすくなります。
ビタミンを補充
タバコによって失われるビタミンCを補充しましょう。
果物や野菜を多く食べたり、ビタミンサプリを飲むことで簡単に補給できます。
ビタミンC不足による血管の老化を予防できますので、タバコを吸いながらでも育毛には有効です。
少しの工夫であっさり禁煙できるかも
当サイトの管理人は、かなりのヘビースモーカーでしたが、普段吸っていた部屋を禁煙にしただけであっさりやめることができました。車や部屋、仕事場などで吸えない場所を決めると、徐々に本数が減り、いずれはやめることができるのではないかと思います。
禁煙するとストレスがたまる気がしてなかなかやめる決断ができませんでしたが、実際やめてみると月日が経過するほど吸いたい気持ちが薄れていき、今ではたばこを吸えないストレスは全くなくなりました。
ハゲの原因「喫煙」の項目へ戻る